公平な観察者

心は人それぞれ

君はTravianを知っているか

f:id:ucatsmikio:20171029200026p:plain

タイトルはそう、大好きなエウレカセブンで第13話か14話でこれまでの振り返り総集編の役割を果たすためにストナーが何度も繰り返す「君はコーラリアンを知っているか」というセリフから来ています。

ピンときた人はぜひ友達になってくれ。ピンとこなかったエウレカセブン好きを自称する人は回れ右もといブラウザバックか閉じるボタンで帰ってくれても構わない。そもそもエウレカセブンを知らないという人は、頭の片隅に留めておいていつか来る視聴の機会に備えておいてほしい。

もちろん、エウレカセブンは観たことあるし好きだけどエウレカセブン好きを自称したことも公言したこともないしわざわざするつもりもないという人は、そのままでいてほしい。君は素敵な人に違いない。

 

 

前置きがかなり脱線したけれど、今日は村育成や戦争系におけるブラウザゲームのパイオニアTravianというゲームの話をしようと思う。

 

ちなみになぜTravianの話をしようと思ったのかと言うと、ついこの間、同盟員の「プトレマイオス(仮名)を攻撃してくれ」という連絡の元に出陣させた兵士たちが全滅しフラストレーションが溜まっているからだ。

ポカンとしている君に「全滅」ということがTravianにおいて如何にパワフルなワードであるか教えてあげようと思う。

 

まず、Travianはリアルタイムに物事が進んでいく。

そしてリアルマネーの投入いわゆる課金と呼ばれる行為によって短縮できるのは、建物の建築時間だけであり、その建物を造るための資源は(資源タイルのレベルにもよるが)1時間あたりの生産量が決まっている。そして資源の生産(生産量の総量)は課金ではどうにも手出しできないようになっている。

(昨今流行っているスマホゲーの体力やアイテムの購入のために課金させるシステムとは少しだけ事情が違うと認識している。*1

 

課金して超越出来るのは、建築時間だけであるこの世界のシステム上、資源が重要であることは何となく理解できたと思う。リアルな世界と同じで、Travianでの資源もまた様々な活動の源。

兵士もまた資源がなくては生まれることすらできないのだ。

そしてこの兵士もリアルタイムでの生産数が決まっており、突き詰めると1日の生産数(≒攻撃力or防御力)が決まってくる。

 そう、「全滅」とは数日または数週間分の資源もといプレイ時間を全て無駄にしたということになる。

Travianにおいて全滅という言葉がどれほどの力を持つかを理解していただけただろうか。

 

私はTravian初心者なのだけれど、つまるところ、Travianは時間あたり生産される資源を、「さらなる資源を得るために使う(資源タイルのレベルアップ)」か「敵からの防衛または敵への攻撃のために使う(兵士の生産)」かのバランスを、その世界(サーバー)で共に生きている(プレイしている)人たちとの情勢を考慮して最適化出来る人が一番強いのだと思う。

情勢にもよるらしいが大体は1年で1クールとのことなので、これを1年戦争と呼んでも差し支えないだろう。

 

 

私の数日間のプレイ時間(兵士)を全滅させた相手は、いまごろ歓喜の雄たけびをあげているに違いない。悲しみが深い。

こんな日はオレオを食べようと思う。苦味があるから甘さが際立つ。

人生もそうありたいもんだ。

 

 

 

ちなみにTravianはパイオニアでありながら、今日に至るまで生き延びている*2ブラウザゲームであり、その陰には廃人とまで呼ばれるプレイヤーたちがいるのを忘れてはいけないし知っておいてほしい。これはただのウンチクなどではなく重要な警鐘である。日本のプレイヤーの中にはTravianのために仕事を辞めてニートジョブチェンジした人までいる。繰り返すが、これは重要な警鐘である。パイオニアでありながら生き続けているこのゲームの礎には人がいるのである。お酒と同じように「飲んでも飲まれるな」、ゲームも「遊んでも遊ばれるな」を心にとどめておいて欲しい。

 

もしこの記事を読んで興味がわいたゲームに遊ばれることはないぜという人は、ぜひ下記リンクからTravianの世界を体験してみてもらいたい。君が2つ目の村を作ることに成功した時にゲーム内の通貨が手に入るらしい。たぶんお互いに手に入る仕組みになっていると思われる。すでに117日が経過しているが君が優秀な指導者ならばトッププレイヤーに追いつくのは造作もないことだろう。

TRAVIAN - オンライン・マルチプレイヤー戦略ゲーム

 

 

プレイ画面はこんな感じ。

f:id:ucatsmikio:20171029200325p:plain

 

 

 

 

*1:課金システムの原型といってもいいのかもしれないが

*2:後発の同じようなブラウザゲームは大体がサービスを終了している。